枕選びは、なぜ「失敗してしまう」のか?

「いくつも枕を試したけどしっくりこない」
「首や肩の痛みは枕のせい?」
と悩まれている方も多いはず。
首は神経が繊細でわずかな変化にも敏感です。さらには呼吸器でもあるので、枕1つで睡眠の質も大きく変わってしまいます。
ふとん屋さんや量販店の枕コーナーにはたくさんの枕がありますが、そもそも自分に合う枕をどうやって選べば良いでしょうか。

枕選びのポイント

枕を選ぶ時、多くの方が触って硬さを確かめたり、今使っている枕を思い浮かべて「高いな、低いな」と比べたりしているかと思います。もう少し真剣になって、横になって試されることもあるでしょう。
試し寝はとても大切です。実際使う姿勢で枕を当ててみるのは、靴でいうところの「試し履き」と同じで、履いてみて初めてサイズ感やどこそこが当たる、などわかることがたくさんあります。
それは寝具も同じです。
でもせっかく横になって試して「合うかも!」と思ったのにいざ使い始めたら、「なんだか違う・・・」
こんなことはないですか?もちろん長時間使って初めて気づく事もあるでしょう。しかしここに1つ大きな落し穴が隠れていることに気付く方は多くありません。

その試し寝をしたマットレスは、
普段使っているマットレスや敷ふとんと
比べて、固かったですか?
柔らかかったですか?
枕はマットレス(敷ふとん)という土台の上に載っています。その土台の固さ、柔らかさで身体の沈み込みは異なり、枕の感じ方も大きく異なります。
例えば硬いマットレスの場合、身体が沈み込まないので横向き寝の首を支えるためには高さが必要になりますし、逆に柔らかいマットレスは身体の凹凸をマットレスが吸収するので横向きの時もそれほど高さは必要ありません。
このように枕だけでなく下のマットレス(敷ふとん)を含めて考える事によって、選び方が大きく変わるはずです。
まずはよくご自宅のマットレス(敷ふとん)の硬さを確認し、できるなら店員さんに相談してなるべく近い固さのもので試し寝をしましょう。
固くてあまり沈み込まない敷ふとん・マットレスの場合
適度に沈み込み、体の凹凸を吸収する敷ふとん・マットレス
敷布団・マットレスが
仰向けと横向き寝の異なった寝姿勢を
各々に受け止めるので、
枕の悩みは少ない。

ポイント

靴を脱ごう
寝具の試し寝コーナーのベッドにはたいてい足元に靴の泥除けビニールが敷いてありますが、そもそも眠る時に靴を履いたままの人はいません。
私たちの身体は思っているよりとても繊細で、かかとのわずかな沈み込みも感じることができます。靴を履いたままだとマットレスに対する荷重が変わるので、できれば靴を脱いで眠る時の姿勢に近い格好で試しましょう。

寝具専門店が考える、
ぐっすり眠るための 「U字枕」

なぜこの形?

眠る時どんな姿勢をしていますか?
もちろん寝返りを打つのでずっと同じ姿勢ではないですが、金澤屋では「横向き寝」の時間を多く過ごすことをおすすめしています。その理由は、横向きの姿勢は呼吸がしやすくなり睡眠の質が向上するから。
しかし横向きで眠るのは意外と肩や首に負担がかかり、固いおふとんや低い枕だとかえって寝疲れを起こすこともあります。
そこで、横向きの姿勢をもっと快適にしていただくためにこの形が生まれました。

どんな効果があるの?

アルファベットの「U」をひっくり返したような形の「U字型枕」。
横向きで眠るとき、抱き枕のように抱え込むことで腕の重さからかかる肩と首の負担を軽減します。また80~90cmのゆったりサイズなので、寝返りを打っても枕から頭が落ちる心配もありません。
仰向けのときは肩の形にフィットし首も隙間なく支えます。

高さの調節

枕の最大のお悩みはズバリ「合わない」ことではないでしょうか。
U字型枕は中わたの量で簡単に高さを調節できるので「合う枕を見つける」のではなく、「合うように枕を作る」 ことが可能です。調節はご自身でも行なっていただけるので、長く使った後の変化にも対応できます。

サイズの違い

U字型枕には「レギュラーサイズ」と「ビッグサイズ」があります。
レギュラーサイズと言っても横幅は約80cmあり、一般的な枕の横幅が大体60cmと思うと、かなり大きな作りです。
ビッグサイズはさらに一回り大きく、片方だけ長くなっていて、より抱き抱えやすく、安心感があります。
どちらのサイズもU部分のR(角の丸み)は、側生地上では変わらないため、お好みで選んでいただけます。

安心してお使いいただける
天然素材をメインに、
研究を重ねた厳選素材で
製作しています。

【側生地】
無染色(生成り)の綿100%で作ったオリジナル生地です。「ジャカード織り」でうっすらロゴが入ります。

生成り(きなり)とは?

無染色・無漂白のものを指し、色の名前ではありません。漂白と染色工程がないため自然環境にもやさしい生地です。生成りの糸や生地には天然の色素、油脂分、植物の破片が残っていますが、どれも害になるものではありません。とくに生成りの綿には小さな黒いツブツブが無数に散っていることが多いですが、植物の破片(夾雑物)ですので安心してご使用ください。※カビではありません。
【中わた】ウール
イギリス産の高品質なウールをフェルト上の粒わたに加工しています。
ウールは吸湿発散性に優れているため、蒸れにくく夏にも快適に使えます。また繊維としてコシが強く、弾力性が高いため頭と首をしっかり受け止めて支えてくれます。
マイクロカプセル化したラベンダーの天然精油を使い、ほんのり香り付けしています。
※湿度の高い環境では天然ウール特有のニオイが出る場合があります。
※天然ウールを使用しているため細かな植物片が残っていますが、害になるものではありません。
【中わた】ラテックス
天然ゴムの樹液を蒸して発泡させた「ラテックスウォーム」を細かなチップにしたものにポリエステルわたを混ぜています。
もちもちとした弾力があり、ウールに比べ偏りにくいのが特徴です。
紫外線が苦手なので干せませんが、湿気をためる事もなく天然の抗菌作用で菌の繁殖を抑えます。
※枕の角などに粉が溜まることがありますが、これはラテックスが細かく砕けた破片です。

枕の調節方法

寝姿勢の確認が必要です。
ご自身でわかりにくい場合はどなたかに横から見ていただくのもおすすめです。

高さの確認

まずは実際に寝てみます。
首に枕がしっかり当たる位置で横になり、仰向けや横向きなど色々な姿勢で寝てみましょう。
正しい高さ
  • 枕と首の間に隙間がない (枕が首に当たっている)
  • 顔がまっすぐ上を向いている (傾いたりアゴが上がったりしていない)
  • 首に圧迫感を感じないか (強く当たりすぎで苦しかったり痛かったりしていないか)
枕が高すぎるとき
  • 仰向けで寝た時頭が頷くような角度になっている
  • 首にたくさんしわが寄っている
  • 呼吸がしづらい
  • 首が圧迫されている
枕が低すぎるとき
  • 枕の存在感が無い
  • 首と枕の間にすき間ができている
  • 横向きの時に首が斜め(頭が下がっている)になっている

わたの部屋を開ける

横のファスナーを開け中の抑えをめくると上下2つの部屋があります。高さ調節は主に下の部屋で行います。下の部屋の高さを決めてから上の部屋を調節していきます。

低くする/高くする

低くする
  • 下の部屋のわたを少しずつ抜いていきます。
  • わたを抜くと隙間ができるので部屋の中の別のところからわたを少しずつ移動しぼこぼこしないよう、上からおさえるようにして均します。
  • 寝てみて上の部屋が高いときには同様に調節します。
  • 抜いたわたは追加用のわたと一緒にしておくか、通気性の良い袋に入れ防虫剤と一緒に保管してください。
高くする
  • 下の部屋のわたを奥に押し込んで、足しわたを少しずつ足していきます。
  • ぼこぼこしないよう上からおさえるようにして均します。

確認

必ず仰向け、横向きなど色々な姿勢で確認してください。

抑えをしまい、ファスナーを閉じる

わたがファスナーに絡むと故障の原因になりますのでご注意ください。
首部分がどうしても低くて気になる方は、支えを補強しヘタりを感じにくくする高さ調整材「シリンダーノップス」がおすすめです。

お手入れ・アフターサービス

ウールのお手入れ
普段のお手入れは晴れた日によく干して湿気を飛ばし、中のわたをほぐしてください。
※粒わた同士が絡まり固まってしまったわたは、引きちぎるようにほぐしてください。
ラテックスのお手入れ
普段のお手入れは、紫外線に当たらないよう日陰で風を当ててください。
弾力が感じられなくなったらわたを出し、ちぎれないよう優しくほぐしてください。

2年間のアフターサービス

金澤屋で枕をご購入頂いた方にはわたの打ち直しや、足しわたによる高さ調整を2年間無料で行っています。
※店頭へ直接お持ち込み、お持ち帰りが原則です。
※配送での対応は往復の送料をご負担いただきます。
※金澤屋直営店(HP・横浜店・湘南T-SITEを含む)以外でお買い求めの方は販売店へご相談ください。

18件の商品がございます。
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